占いを全く信じないFF14プレイヤーが占い師する話
- fortunehousefinan
- 2015年11月10日
- 読了時間: 6分

皆様こんにちわ。 占いの館『ふぁいなん』は235人のお客様を迎えました。 早いもので……以前のまとめから、その倍のお客様に来ていただけました。 皆様が感想を形にしていただけることで館は存続させていただいているといっても過言ではありません。 本当に、ありがとう御座いました。 さて、文章として語りたい苦労話やこだわりなども多いのですが……今回も少し、昔話をさせていただきますね。

フィアナ: 『占いとかいう詐欺話あるわけないからwww』 これは1年前の私の考えです。 今、このようにお考えの方も少なからずいらっしゃると思います。 ありがちなことを伝えて当たってると思わせてお金を取る、そんなペテン師に感じている方もいるのではないでしょうか。 少なくとも私はそう思いながらも『占い』を始めました。 それは何故か……。 『占い』ほど万人向けで、お金もかからず、運営も占うだけだし簡単だ。 そう思っていたからです。

フィアナ: 『しかもお店だからお金(ギル)取れるんじゃない?私天才だわ』 テキトーに占ってお金をがっぽがっぽ稼いでいる未来を描きながら、悪徳商法の商人みたいな表情で笑い、かつては計画していたものです。 そして1年前、その準備は始まりました。 ~~~~~~………。 ~~~~~~………。
ハウジングを『占いの館風』に作成しました。 看板を『Fortune House FINAN』にして『占い屋やってます。誰でもきてください。』
と書いて待つこと一週間。

フィアナ: 『………誰もこない……。』 まさか、こんなことが…… 日々10人前後相手するだろうと思われていた館には、誰も訪れませんでした。 まずその時点で、マジで衝撃的でした。 初めてのイベントは『何もかもが足りない』、そんな気持ちで終わったのです。 一体、何が足りなかったのか……?原因は、私にはわかりませんでした。 解からなければどうするのか……?

フィアナ: 『解かるまでひたすらやろう。』 フィアナはとてもポジティブでした。 FCで仲が良い友達が暇そうなら『無料にするから練習に付き合って』と引っ張りまわしました。えらい迷惑。 〇フオクで落札した安いタロットカードを握り、展開法の通りに並べ、意味はネットで調べました。外道。 感想を何度も無理矢理聞いて、悪いところは省いて、良いところは続けました。 次第にツイッターでお客様を募集し始める時もまだ、占いの館を商売道具だと思い続けていました。

フィアナ: 『………本当に満足してるのかなあ…。』 何度占っても解からない。 何故、こんな子供だましみたいなことがこんなにも話題になったりするのだろうか? 何故、当たらないのをわかってるのに占いなんてしようとするのか? 何故、私の星座はラッキーアイテムのない上に不幸な11位になりやすいのか? そんな解決しない疑問を抱きながら、別鯖から来るお客を相手にして人見知りを直していく。 演出が増え、友達が増えても疑問は増え続けるばかりだった。 『解からない』と強く感じるのは、いつも、占いが終わってすぐのことだ。

お客様: 『当たっていてびっくりしました!!』
お客様は目を輝かせながらそう言うが…そんなはずはない。 私は無造作にカードをめくって、それを伝えただけだ。 単純に今のあなたが、カードの意味が偶然、当てはまっただけの話だ。 私は笑顔でお客を見送りながらも内心、もやもやした気持ちでいっぱいだった。 まるで間接的に詐欺に手を染めてしまったような、罪悪感にも似た気持ちだ。

フィアナ: 『(これは、遊びなのに……。)』 そう思うことはあっても、一切口にはしなかった。 お客は絶えなかった。イシュガルドが発表されてから実装されるまでに非常に長い期間があり、プレイヤーは飽きていたためだ。 新しい刺激や珍しいことを売っていくのにこれほど良い時期はなかっただろう。 難しいことを考えるのが苦手な私は、とにかく何度も占いをすすめた。 夢のような空間を作り、そして夢を見せ続ける。ほぼ毎日占いを続けた日もある。 いつしか『つまらない』と言われ叩かれる日や晒し者にされる恐怖もあった。しかし――

『楽しかった。』 『凄い当たりました。』 『会えて良かった。』 そんなかけがえのない言葉を何度ももらううちに、私は占いに対する考えが少しずつ変わった。
~~~~~~………。 ~~~~~~………。

フィアナ: 『――あなたの知りたい全てが導かれました。』 館が100人を迎えた頃、私は『占いとは何か』を人に説明できるようになっていたのだ。 これを読んで頂いているあなたも、占いを100%信じない人も、今一度考えてみて欲しい。 "何故占いは、こんなにも人を夢中にさせたり、当たったと思わせるのだろうか" 答えはですね、非常に簡単です。
あなたに占いの、魔法の仕組みを少しだけ教えましょう。

占い師は、あなたのことをこれっぽっちも知りません。 あなたの友達、家族、大切な人に遠く及ばないほどに、あなたのことを知りません。 ですが、そんな方々以上に"あなたのことを知っている人"を、私達占い師は知っています。 それは、誰か……?

フィアナ: 『――あなた自身よりも、あなたのことを知る人はいません』 たとえば、あなたは『思ったことがすぐ顔に出る癖』を持っていたとします。 これを、他人や友人、上司などに指摘されると…… これ以上怒られないために言い訳をしたり、直すのが面倒でその場しのぎの言葉を使ったりします。 世渡りが上手な人はそこで受け入れることも出来ますが、内心あまり良い気持ちではないハズです。 そんな、『自分が自分に向ける指摘』が占いの醍醐味なのです。

占い結果に突然、『思ったことがすぐ出てしまう、慎重な気持ちが必要』といわれたら あなたは自分の中でそんなことがないかどうか、よく考えるはずです。 結果に対しやましい気持ちがあったり、心当たりがあればそれはあなたの中で『当たった』と思うことでしょう。 その指摘をしたのは誰であろう、あなたのことをまったく知らない占い師です。 占い師は当然、当てたつもりはまったくありません。
あなたのことを知らないので、何が当たったかもわかりません。 そんな占い師を相手に、言い訳をするのは無駄なのです。 あなたには『当てられた』『見抜かれた』という気持ちが強く残り、これからどうすべきかを考えることでしょう。 そんな、自分への問いかけをするための手順や儀式も『占い』の一つなのです。 占うだけなら、正直これだけあれば十分です。

――もうお分かりかと思いますが、占いとは、くじ引きではありません。 あらゆる方向から、あなた自身を見つめなおすための大切な時間なのです。 人は自分と会話することは非常に難しいことです。
ですが、占い師を通せばそれは簡単になるのです。 -----

フィアナ: 『――以上が、タロットを通して覗き見たあなたの運命の一部です。』 今回私は、かつてバカにしていた『占いとは何か』をお伝えしました。 占いの核心とも言えるお話をしましたが、当然これだけではあなたの心の扉は開けません。 心とは色や形が異なるだけではなく、音も味も違います。心が作り出す問題に、決まった答えがあるはずがありません。 あなたという心の扉を開くための鍵を、どんな形で用意するか……。 私はそんな心の鍵をどれだけ持っているかが、占い師としての価値を左右するものだと感じました。 以上のことから、私は今、自信を持って皆さんを占っています。 あなただけの、特別な時間を作るために……。
